ブラッドストーン(カン タシュ):赤い斑点が特徴の緑色の石

ブラッドストーンは、赤い斑点が散らばった濃い緑色のカルセドニーの一種で、アゲートと同じ仲間です。緑色はクロライトによるもので、赤い斑点は酸化鉄から来ています。トルコではkan taşı(カン・タシュ)として知られ、長い間男性用リングに使われてきました。

なぜ価値があるのか

伝統的にブラッドストーンは強さ、忍耐力、安定した血流と結びつけられており、一生懸命働く人々が身に着ける石とされています。イスラム圏では、彫刻が欠けずにきれいにできるため、印章石としても用いられています。

天然の見分け方

  • 赤い斑点は大きさが不規則で、均等に散らばっているべきです。規則的に並んだ完璧な丸い点は染色されたジャスパーの可能性があります。
  • 強い光にかざしてみてください。天然のブラッドストーンはほぼ不透明で、わずかに透ける縁があります。
  • 染色された石はひび割れ部分に色が集中していることが多いです。カボションの上面だけでなく側面もよく観察しましょう。

石との付き合い方

ブラッドストーンはモース硬度で約6.5〜7で、日常使いに十分な硬さがあります。繊細な石ではありません。トルコ石のように多孔質ではないため、ぬるま湯と柔らかいブラシで洗うのは安全です。漂白剤や強い溶剤は避けてください。時間とともに磨きが鈍くなる恐れがあります。

どんなスタイルに合うか

この石は暗くマットな色合いなので、酸化銀とよく合います。手作りのバンドの黒ずんだ凹部が緑色をより深く見せてくれます。ブラッドストーンのリングは控えめな存在感で、宝石店のスポットライトよりも自然光の下で映えるため、何十年も愛用され続けているのです。